写真印刷を成功させるために必要な技術というのはたくさんありますが、
特に複数の写真を同じページ、あるいは同じ冊子に入れ込む場合には、
写真の露光などを補正しておく必要があります。
例えば、極端な話ですが、
同じ室内の様子を撮影した複数の写真の中で、
一枚だけ何らかの原因でフラッシュが焚かれずに
撮影してしまったものがあったとします。
それを同じページに収めてしまうと、
不自然にそれだけが目立ってしまうことになりますよね。
そこまではいかずとも、写真はそれぞれが微妙に色調などが補正されて、
同じ被写体を写していても、微妙に色合いが異なったりするものです。
写真印刷を成功させるため、写真素材を完全に仕上げるには、
まず写真を撮影するための機材、つまりカメラを使いこなすことが
必要と言えます。
一番簡単なカメラ撮影のコツは、
三脚などを使ってカメラを固定することです。
いくらきちんと撮影したつもりでも、手で固定している限りは、
シャッターボタンを押したときなどの細かいカメラの挙動により、
微妙にブレが生じてしまいます。
実は、写真印刷を行なったときにプロっぽくなるのか、
素人っぽくなるのかの境目として、
こういった素人には判断できないような細かい手ぶれが
意外と関係しているものなのです。
デジカメ撮影で被写体をばっちりとらえるためのコツとしては、
とにかく明るい場所で撮影するということです。
オートフォーカス機構は、
被写体に対しての距離を自動的に測ることで
レンズのピントを自動的に調整する仕組みですが、
暗いところではこのオートフォーカス機構が
完全に働きづらいということがあります。
プロのカメラマンはスポットライトやレフ板と呼ばれる機材を使い、
被写体がより美しく撮影できるためのライティングをほどこしますが、
アマチュアでも、とにかく被写体にある程度の光を集めて明るくすることで、
ピントを合わせるという、プロとは違った努力をするべきです。
写真印刷を成功させるためには、
素材としての写真をきっちりと撮影するということが重要になります。
写真撮影というと、苦手意識を持っている人も多いと思います。
しかし、最近ではデジカメが普通のカメラになっていますから、
撮影したら即、できあがりが確認できます。
さらに、オートフォーカスの性能も上がってきているため、
無造作に撮影してもピンぼけということが少ないのも
最近のデジカメの特徴です。
印刷手法の中でも、インクの物理的な厚みを使って
色を表現できる印刷手法として、凹版印刷という手法があります。
凹版印刷というのは、原版のうち印刷する部分がへこんでおり、
そこに印刷のためのインクが入り込むようなしくみになっているものです。
インクは紙に押しつけられたとき、
インクは厚みを保ったまま紙面に移ります。
インクの隠蔽力をインクの厚さによって変化させるため、
同じ色でも、インクの厚みがあるほうがより濃く表現できるのです。
写真印刷では、文字やイラストなど、
輪郭のくっきりしたものを印刷する場合とくらべて、
輪郭が線でわけられるようなものではなく、
色調を無段階に表現する必要があります。
印刷について、少しでも知識のある人なら、
どのような印刷手法でも、基本的にカラーは
イエロー、シアン、マゼンダという色の三原色を
粒子状に紙に載せることで、その割合により天然色を表現します。
つまり、この色の混合がどれだけ正確に、
どれだけ深みを持って表現できるか、ということが、
写真印刷を成功させるための秘訣と言えます。
平板印刷の特徴として、細かい点や線までつぶれずくっきりと印刷でき、
さらに階調をもった平面を印刷するのにも適しています。
オフセット印刷では、文字印刷も写真印刷も、
いずれもオフセット印刷でまかなうことができるため、
週刊誌や書籍などの印刷に広く取り入れられています。
オフセット印刷では写真印刷もくっきりはっきり印刷できるのですが、
ブランケットを介することや、平板印刷であることから、
インクの厚みがそれほど表現できないという欠点もあります。
写真印刷を成功させるための
技術や知識について考えてみたいと思います。
印刷手法にはさまざまな種類がありますが、
今、比較的オールマイティーに利用されているのが、
オフセット印刷という手法になります。
オフセット印刷とは、印刷の版が平板なので、平板印刷とも呼ばれます。
インクをつけた原版と紙が直接触れないのが特徴で、
原版からブランケットと呼ばれる中間転写体にインキを移し、
さらに紙に転写します。